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『夢中ガチャ』と『自分でつくる夢中探索マップ』は日常生活の満足度を上げるためのヒントでした!【夢中観測レポート2021】

世の中にもっと夢中を増やすために生まれた「くらしの夢中観測所」。

その観測員たちが、一年の活動の集大成としてまとめたのが「夢中観測レポート2021」です。

今回は、同レポートで夢中になれる時間を増やすためのヒントを執筆した夢中観測員の2人に、どのような思いでレポートを執筆したのか、また2人にとっての「夢中」についてインタビューしました。

■レポート1.『夢中ガチャ』

https://www.kracie.co.jp/muchu/assets/img/kansoku/muchukansokureport2021_web.pdf#page=22

著者:宮迫 雅 観測員
   クラシエフーズ マーケティング室菓子グループ 

―「ガチャ」を回す感覚のように軽い気持ちで

色んな本を読んだり、研修を受けたりしている中で、「これからの変化の激しい時代、新しいことにどんどん挑戦していきましょう!」というメッセージをよく聞きます。それはビジネスの文脈に限らず、新たな夢中を見つけるためにも必要だと思いますが、実際にはほとんどの人はなかなか新しいことに挑戦できていないと思いました。

「なかなか挑戦できないのはなんでなんだろう?」「どうすれば挑戦できるようになるんだろうか?」と考えたとき、「ガチャ」を回すときのような軽い気持ちを持ち続けることができれば夢中を見つけられるのではと思い、レポートを執筆しました。


―日常のちょっとした変化も十分新しい挑戦

「あまり大げさにとらえずに、気軽に挑戦するようになってほしい」

新しいことを始めにくいのは、「失敗が怖い」からだと思います。そもそもなぜ失敗が怖いのかというと、「成功してほしい」 と無意識に思っているからだと考えました。そこで、「うまくいかなくても何も変わらないだけ」という軽い気持ちを持つことができれば挑戦しやすくなるのではないかと思い、レポート内では「期待しないこと」と表現しました。

挑戦すること自体も、「いつもと違う帰り道で帰ってみよう」「今日のお昼は普段あまり買わない商品を買ってみよう」など、日常のちょっとした変化でも十分新しい挑戦です 。「挑戦をあまり大げさにとらえず、気軽に挑戦するようになってほしい」ということを伝えられればと思います。


―宮迫さんが今「夢中」になっていること

料理をすることに夢中になっています!きっかけは、妻の代わりに自分で作ってみたことでした。これまで自炊はごくたまにするだけで、料理はできればやりたくない面倒なことでした。しかし、今はアプリやブログなどに簡単に作れるレシピがたくさん載っています。試しにやってみると意外と夢中になりましたね。

できたものが美味しかった時は達成感がありましたし、何回か作ると自分の中のレパートリーが増えていくのが楽しいと感じました。気が付けば、スーパーでの買い出しから食費の計算まで夢中でやっています。


―新しくやってみることで価値観の幅が広がり 、普段の暮らしがより幸せに

料理に夢中になるとは、微塵も思っていませんでした。料理によって新しい自分を発見することができ、価値観の幅も広がりました。私の場合は、外食時に準備や食器洗いの手間がないことに有難みを感じたり、料理のクオリティの高さに以前より感動できるようになったりしました。

夢中になれることがあると、日常生活の中で幸福を感じるポイントが増えて、普段の暮らしがより幸せになると感じます。

 

■レポート2.『自分でつくる夢中探索マップ』

https://www.kracie.co.jp/muchu/assets/img/kansoku/muchukansokureport2021_web.pdf#page=36

著者:大谷 暁彦 観測員
   クラシエホームプロダクツ プロフェッショナル事業本部

―「夢中時間」が増えるとより幸せな人生に

数年前に関わったプロジェクトで、部門間連携の実現方法に取り組みました。
「個人はどのような時にチームの一員になるのか?」という部門間連携の仕組みを解明する中で、ゴールに向かってばく進する「時間」があることに気づき、その「時間」の生まれ方に興味を持ちました。

「夢中」は時間のことを忘れて、何かに集中、熱中し、そのことすら気付かず没頭している状態です。その「夢中時間」が増えると、より幸せな人生をおくれると考えており、夢中のつくり方、増やし方の手順を示したものが「夢中探索マップ」です。


―人生のプロジェクトリーダーは自分自身

自分の人生を推進するプロジェクトリーダーとして、自分自身が積極的に関与することで多くの夢中を獲得できると考えています。

「夢中探索マップ」は、自分の目標を自分で設定してPDCAサイクルを回すこと、成果を享受するために、コストの捻出から評価基準まで自分自身で決めることが大切だということを伝えています。


―大谷さんが今「夢中」になっていること

自宅のスマートホーム化に取り組んでいます。私のこだわりのスマート化方針は「新・旧の融合」。最近やっと、AIアシスタントのAlexaとEcho Dot(Amazon社のスピーカー&マイク)の関係が解明できました。3台揃えたEcho Dotを中心に、古い音響機器のステレオ化をするとともに、複数の骨董照明器具を同時に点灯させるためにWi-Fiや赤外線、ねじ回しからペンチまで、さまざまな道具を駆使して繋いでいます。

きっかけは尊敬する友人が、「生き方の隅々まで効率化することで、満足度の高い人生になる」と話してくれたことでした。ちょっと手を伸ばす代わりに、「Alexa!電気点けて」と叫ぶことで、人生変わるかな?という疑問はありましたが、「満足度の高い人生」というフレーズはとても魅力的だと感じました。


―まずは、自分のやりたいことを始め、改善を繰り返すこと

多くのIT機器と同様、Alexaも万能ではありません。自分のやりたいことをAlexaに教え込み、動かしては調整を繰り返しています。自分のやりたいこととAlexaの出来ることのバランスが取れたとき、このチームワークが完成したときが先に言った「満足度の高い人生」です。

このように、目標に向かって計画、実行、改善を繰り返し、当事者意識をもつことが夢中の入り口だと考えます。当事者意識を持ち、常に小さな目標を見つけて、プロセスを組み立てることができれば、後は滑り出した行動に身を任せるだけで、無我夢中です。

 

■2人のレポートから見えた「夢中時間」の大切さ

宮迫さんは料理、大谷さんは新・旧を融合した自宅のスマート化と、2人とも素敵な夢中について教えてくれました。

宮迫さんは日常生活のちょっとした変化を、大谷さんは当事者意識を持ってPDCAを実行することを大事にしていました。

夢中になれる時間が増えることで、日常生活の満足度が上がる。「夢中」のある時間がいかに大事か、くらしの夢中観測員の2人から見えてきました。


▼「夢中観測レポート2021」の『夢中ガチャ』・『自分でつくる夢中探索マップ』はこちらから読むことができます。

くらしの夢中観測所 | くらしの夢中 | クラシエ (kracie.co.jp)

▼すべてのレポートが簡潔に紹介されている導入編はこちら 

 次回は、『はじめの一歩の軽量化』の実践レポートをお届けします。どうぞお楽しみに!

ライター:嶋田


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