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【夢中dentプロジェクト】「男子バレエをもっと広めたい!」宣言する大きな夢。

何かに夢中な若者【夢中dent】に密着取材し、夢中の魅力や、夢中に対する想いを世の中に広く発信する本企画。第3期生の1人目は、クラシックバレエに夢中な高校生の新川良羽さん。クラシックバレエを踊るときの凛とした表情と、インタビューで夢中を語るときの無邪気な笑顔のギャップがとても印象的でした。 
 
新川さんがクラシックバレエを始めたのは4歳のとき。「母が見ていたバレエの動画をたまたま見て、やりたいって言い始めたそうです。それまでは自分から何かしたいって言うことがなかったようで、母もびっくりしたと言っていました。」

その出来事がきっかけでバレエ教室に通うようになり、12年が経った今もクラシックバレエに夢中な新川さん。男子バレエならではの魅力を語っていただきました。「国や言語の違いを飛び越えて、見るだけでエネルギーをもらえる所がいちばんの魅力だと思っています。とくに男子バレエはジャンプが多いし、爆発するようなダイナミックさも、繊細な美しさもある。演じる側としても、王子様役なら凛として堂々とした感じ、海賊役ならワイルドな男らしさというように役によって雰囲気を演じ分けることもすごく楽しいです。」

男子バレエならではの魅力がある一方、学習者数の少なさから、理解度や認知度にはまだまだ課題があると言います。「バレエ人口の男女比率は1対30とも言われています。バレエ教室にいる男子って、1人や2人程度。大会でも男子は日頃から肩身の狭い思いをすることも・・。男子バレエに偏見を持つ人もまだたくさんいて、小学生のときには男子なのにバレエをやっているという理由でいじめがあったりもしました。だから僕が男子バレエを広めることで、悲しい思いをする人たちを無くしたいと思っています。」
 
男子バレエをもっと身近な存在にするために、魅力を広める活動にも取り組んでいる新川さん。「今は、自分で男子バレエに関する講演会を開いたり、SNSで踊っている様子を発信したりしています。将来は、野外でバレエパフォーマンスのライブをしたり、バレエに関するゲームを作ることも計画中。若者中心にバレエの魅力を広めていって、いつか日本中の人が気軽に楽しめるものにしたいです!」 
 
新川さんの男子バレエにかける想いや、魅力を広める活動については、今後もnoteや夢中dentのレポートをまとめた冊子にて詳しくご紹介します。お楽しみに!