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【夢中dentプロジェクト】たくさんの夢中があっていい、仕事もビーチハンドボールも「真剣に楽しむ」。

何かに夢中な若者【夢中dent】に密着取材し、夢中の魅力や、夢中に対する想いを世の中に広く発信する本企画。2人目は、ビーチハンドボールに夢中な大学生、会社員の髙木七実さん。早朝の立飛ビーチで練習に励む髙木さんに、お話を伺ってきました。

「中学校ではバスケ、高校と大学ではハンドボールの強豪チームに所属。特に大学のハンドボール部は日本一を目指しているチームで、24時間365日ハンドのことだけを考える生活を送っていました」。転機となったのは大学3年生になった1年前。コロナ禍で試合ができず、また就職活動中に自分が何をしたいのか思い悩んだ。「父に相談してみると、父が手掛ける船の売買事業を手伝わないかと誘われました。事業を委託したい人がいて、その新会社で働かないかと。直接、話を聞きに行くと、熱意にあふれる魅力的な人でその場で入社を決めました」。


社会人として働く上でハンドボール部との両立は中途半端になると判断し、大学3年生の日本選手権後に退部。しかし、“ハンドボール熱”を抑えることはできなかったと髙木さん。「知り合いに聞いて出会ったのが、いま所属しているビーチハンドボールチームのThetis(テティス)東京です。ビーチハンドは、人数や戦略、魅せるシュートが2点入るルール(通常は1点)などハンドボールとは異なり、まるで違う競技でした。また、Thetisの“仕事も両立しながら趣味も全力で楽しむ”という文化が衝撃で」。


時には相手チームと交流し、練習の動画を貰うこともあるそう。「敵も味方も関係なく、真剣にみんなでプレーする。スポーツを楽しむ価値観を、ビーチハンドボールを通じて広めたいです。日本には勝利の追求=笑わず歯を食いしばって頑張るという価値観がある。それを、楽しんで魅せることが勝利にもつながるこの種目で変えていきたいんです」。

まだまだ止まらない髙木さんの熱い想いは、これからのnoteや3月公開予定の冊子にてご紹介します。お楽しみに!

取材場所協力:TACHIHI BEACH