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社長が、 社員にどうしても 相談したかったこと。②「社長の悩み相談室」やりました。みんなが会社の将来を考えた3年間

社長の本心、社員の本心。
ビジョン変更のため、経営陣でのディスカッション、社員への意見聴取、社外パートナーの方へのヒアリングなどを繰り返し2年にわたり検討してきました。会社として目指すべき方向は決まり、どんな言葉で社員に伝えたらいいのか、「言葉」を大事にしたいといつも言っていた社長が、いくつかの候補の中から選んだのが「CRAZY KRACIE」でした。

さて、そんなこといきなり言われた社員はどうだったか。ワクワクしたり、ドキドキしたり、困惑したり、フリーズしたり、本当にいろいろでした。そして、改めて考えてみると、どう行動したらいいのか、これがまた難しいんです。
そこから「世界を夢中にさせる100年企業」への新しい歩みが始まりました。

2020年11月、クラシエホールディングス代表の岩倉が全社員に悩みを打ち明けました。アドバイスをくれたのは180人。悩んでいたのは自分だけじゃなかった、社員も真剣に考えてくれていた!
岩倉が読んだ全回答から今回はできる限り多様な意見を、ランダムに抜粋して紹介します。ぜひお読みください。

悩み4 すぐに結果は出ないとは思っていたものの。。。

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とても長い期間かかる目標をたてたことで、迷いが生じることがあります。そういうときにみんなはどのようにしていますか?

・ 大きな目標を立てるときは、①なぜその目標を掲げるのか、②達成できた暁にはどんな未来が待っているのか、③目標に到達するまでの小目標等を掲げます。個人的な例ですが、結婚相手を決めるとき、後で「本当にこの人で良かったのかな…??」と揺らいだ時に見返せるように、メモを書いた気がします(笑)。(おまめ/42歳)

・ほか、古代ローマの歴史本を読む/仕事と関係ない人と話す/映画『陽はまた昇る』の「桃栗三年柿八年、人の夢は十年。十年育てた夢は叶う」を思い出す/自分を信じる“自分”を信じる/初心にかえり、軸を作り直す など。

私のコメントは「悩み5」で!

悩み5 変わる?変わらない?初心にかえって考えてみる

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CRAZY KRACIEに対して、5人に1人以上が「言葉だけ。変わらない」「今のままで十分」と答えました。ビジョンをCRAZY KRACIEに変更したのは、クラシエの将来が不安だったからです。変わらなくてもいい理由はどのようなことですか?

・同じ職場の方々を見渡しても会社のビジョンやこういったチャレンジをしてみたいと夢を一緒に語り合えるような人はいませんでした。一人が変わろうと思っても、みんなが変わろうと思わないから笑われるだけと思って結局現状維持になってしまうのだと思います。(あかさま/26歳)

・私は変わらなくてはいけないと思っているので、こういった回答はしていません。ただ、「言葉だけ。変わらない」と答える方がいるのは、末端の社員からすると実際にメッセージが言葉だけだからではないでしょうか。(F/30歳)

・日常業務に時間的なスラックが無いことかと。それが原因で変わろうとは思っても実際の行動には起こせていないのではないでしょうか。日常業務に無駄が多い。岩倉社長から仕事の無駄を減らそうと号令がかかっているはずなのですが現在減る予兆はありません。(fod/30歳)

・本社、経営陣の将来的な会社へのビジョンの前向きさと、各地工場の現場の昔ながらの「変わらない」労働環境での意識のズレが、「CRAZY KRACIE」のかけ声で鮮明になった気がします。(shim/55歳)

・多くの社員が今の仕事を真剣に、楽しく、夢中にやっているのにまだまだ足りないような印象に取られ、さらに強く指示されているような気を受ける時があります。(MA/39歳)

・「変わらない」「変わらなくてもいい」とは全く思いません。ただ、私自身がそうですが、「CRAZY」という言葉に対する抵抗を持っている人が多いのではと思います。(虎ちゃん/57歳)

「迷った時は初心にかえる」。わかりました。初心にかえります。 まず、なぜ「100年」「世界」という言葉を用いたか。過去の失敗から学んだ私の経営者としてのこだわりです。会社は公のもの。その公のものを任された経営者の責務は任期中ベストな状態に会社を導くこと。そのためにも未来を考えつづける道しるべとしてこの言葉を掲げました。 

そして「CRAZY KRACIE」という言葉。これは敢えて馴染みがないものにしたのです。習慣を変えるのは難しい、それと一緒です。社会やお客様の変化と共に変わりつづける。そのためには変化をもたらす一瞬足を止めるような言葉が必要と考えました。

回答を読んで、みんながこの3年間十分に会社のこと、ビジョンのことを考えてくれたことがわかり嬉しかったです。「言葉」はとても重要です。これからみんなで一緒に進むために、敢えてプロに協力を依頼しました。広告代理店が作ったという意見もありましたが、これは私自身がまだビジョンを体現できていないということなのでしょう。自他ともに「CRAZY」と言ったらクラシエ、と言える日に向かってみんなで進みましょう。(岩倉)

次回に続きます。

社長が、 社員にどうしても 相談したかったこと。①「社長の悩み相談室」やりました。上司はポンコツ!?
https://note.kracie.co.jp/n/n623848866296

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