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【夢中dentプロジェクト】『英語でできた!』という瞬間をつくり出す。この経験が子どもたちの未来につながる。

【夢中dentプロジェクト】第2期生の小出将大さんたちを密着取材してから、約5カ月……。彼らが立ち上げた団体CFE(Children Future Englishの略)の第1回CFE英語スピーチコンテストが2024年3月10日についに開催され、クラシエの取材スタッフも見学させてもらいました。今回は、約半年の間、準備に奔走した彼ら夢中dentたちの取り組みと当日の様子をご紹介します。

【夢中dentプロジェクト】
学生世代の「自分の夢中を知ってほしい」「もっと自由に夢中を謳歌したい」という想いを受け止め、夢中になることの素晴らしさを彼らとともに伝えるプロジェクト。
【夢中dentプロジェクト】英語学習の入り口を広げたい。英語で地元に恩返しをしたい。|夢中になれる明日 by Kracie


CFE代表小出さんの想い

開催場所は、CFEの活動拠点である岐阜県・多治見市。
「英語が好きな子どもを増やすことで、子どもたちに英語で地域の魅力を伝えてもらい、岐阜・多治見を世界に広めたい、地元を盛り上げたい」というCFE立ち上げへの想いがとても素敵だなと常々感じています。

続々と会場に集まってくる参加者の子どもたち。会場の席がお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、お友達で埋まると、子どもたちは楽しそうだけどどこか少し緊張してきた様子。「みんな頑張ってね!」と、心の中でつい応援していました。

司会を務めるCFEメンバー各務さんの透き通るような声で、第1回CFE英語スピーチコンテストは始まりました。

代表の小出さんは開会の挨拶で、「スピーチコンテストは緊張するもの。それに参加してくれた子どもたちを尊敬しているし、感謝を伝えたいです」と話します。

「1位、2位と順位を決めるコンテストも多いですが、私たちのゴールはそこではありません。『英語でできた!』という瞬間をつくり出すことが大きな目的です。英語を話すことができた、英語で楽しむことができたという経験から、子どもたちが自信を持ち、英語で話すことを心地よく感じるようになってほしい。聞く側の皆さんにも、『英語で聞いた』といった英語で何かができた瞬間をつくり出せると思います」と、小出さん。

スピーチをする子どもたちにとっては、本当に大きな挑戦ですよね!

緊張のスピーチ、からのゲームに大興奮!

いよいよ、スピーチがスタート。今回、スピーチをする子どもたちは4名で、 “好きなもの”や“思い出”をテーマに、それぞれが熱い想いを語ってくれました。好きなものや忘れられない思い出を話すときの子どもたちって、生き生きとして楽しそうですよね。記念すべき第1回CFE英語スピーチコンテストのテーマにぴったりだと思いました。

スピーチ中こそ子どもたちの緊張感が伝わってきましたが、会場にいる全員が子どもたちのチャレンジを温かく見守っているのが印象的で、とてもやさしい空気に満ちた空間でした。スピーチが終わり、審査員が別会場で審査をする間は、CFEメンバーと子どもたちがボッチャで大盛り上がりでした。赤と青チームに分かれ、ボールを得点表の枠めがけて夢中で投げる子どもたち。

大学でスポーツ科学を専攻していたユウコウさんや保育士のアミさんが子どもたちに寄り添いながら大活躍! ボッチャは体を使うゲームでルールも分かりやすいので、子どもたちは目を輝かせて楽しんでいました。

こういった、スピーチに参加した子も、スピーチを聞きに来た兄弟や友達もみんなで一緒に楽しめる遊びを取り入れるのも良いアイデアですね。スピーチ大会の思い出がひとつ増えたようでした😊

そして、ついに結果発表! 4人の審査員の先生から参加者それぞれに評価や感想が伝えられます。

開会式で小出さんが話していたように、ただ順位をつけるのではなく、それぞれの子どもたちにふさわしい賞がアナウンスされました。「こんなふうに認めてもらったらますますやる気になるよね~!」と聞いている私たちまでうれしい気持ちになりました。

<第1回CFE英語スピーチコンテスト結果>
プロナウンスエーション賞 ひなたくん 
イントネーション賞 ゆきさん
クリエィテイブ賞 かいせいくん  
エクスプレッション賞 ゆうせいくん

「子どもたちの『できた!』という実感をつくれたことがうれしかった」と各務さん。
確かに、スピーチ後のやり切った笑顔や、表彰式での自信に満ち溢れた表情が素敵でした✨

地元の他教室と協力し合い、裾野を広げていく

コンテストもいよいよ終盤。
審査員代表として講評した英会話教室JCDスタジオの中司順子先生は、スピーチに感銘を受けたと、子どもたち一人ひとりに熱く伝えていました。

「子どもたちの勇気に感動! 素敵な出会いもありました。CFEのおかげでいい経験をさせてもらいました」「来年も開くなら、うちの生徒も参加させたい。とてもいい会だったね」など、他の審査員の先生方からも温かいコメントが。

それぞれ違う英会話教室で活躍されている先生方が、学生たちが立ち上げたイベントに参加していました。このように協力し合って英語好きの子どもたちの裾野を広げていることが、温かいことだな、と心がほっこりした取材スタッフでした。夢中で頑張っているCFEの皆さんの“夢中”のエネルギーを強く感じます。

司会の各務さん自身も、中学2年生のときに英語のスピーチコンテストを経験したそうです。

「好きなことを好きと言うこと、得意なことを得意と言うことをその時に学びました。その気持ちを持って、これからも学んでいってほしいなと思います」と語ってくれました。

その気持ち、子どもたちにしっかり伝わっていると思います!

第1回CFE英語スピーチコンテストを終えて

参加した保護者からは「本人の自信につながったと思います!練習では早口だったのに、本番では落ち着いてゆっくり話せていて驚きました」「『できるかな』と不安になっていましたが、先生からの毎日の動画のフィードバックのおかげでできるようになりました」などのコメントが。子どもたちの成長につながる大きな経験になったことを実感しているようでした✨

約半年もかけて準備してきたこのコンテスト。特に開催が近くなった時期に、メンバーは就職活動や新生活の準備で忙しくなりました。小出さん一人で1カ月半の間、毎日子どもたちのサポートレッスン※を担ったことが特に大変だったそうです。
 
しかしその中で、子どもたちが日に日に成長する姿を間近で見て感動し、「絶対にスピーチコンテストを成功させるぞ!」というモチベーションに繋がった、と小出さん。話を聞いている私たちの気持ちも熱くなってしまいました。

※サポートレッスン:スピーチ原稿の作成~話す練習までをCFEのスタッフがサポートするシステム。希望者のみ対応で1カ月半の間で5回~6回実施。オンラインで有料。

こうして幕を閉じた第1回CFE英語スピーチコンテスト。やり切ったCFEスタッフの表情がとても柔らかいのが印象的でした。学生世代の彼らの行動力と一生懸命取り組む姿勢には、頭が下がる思いです。

コンテストを振り返り、メンバーの仕事量の偏りによる負担差や、子どもたちの緊張をもっとほぐす工夫をしてあげるべきだったなど、次回に向けての改善ポイントも挙げてくれました。また、表彰式での賞状やコサージュ(時間をかけて手作りしたそう😊)にとても喜んでくれたこと、そしてなにより子どもたちが「またやりたい!」とキラキラした目で帰っていったことが本当にうれしかったと話してくれるCFEの皆さんでした。

最後になりますが、頑張った子どもたちに大きな大きな拍手を! そして企画運営を担ったCFEの皆さんにも盛大な拍手をお送りしたいです。

参加させていただきありがとうございました😊
次回の開催が楽しみでたまりません!!

最後は、みんなで記念撮影!


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