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【夢中dentプロジェクト】目指すのは、みんなが楽しさを共有できる手話パフォーマンス。

何かに夢中な若者【夢中dent】に密着取材し、夢中の魅力や、夢中に対する想いを世の中に広く発信する本企画。第2期生の3人目は、手話パフォーマンスに夢中な大学生の林 梨里香さん。彼女が受講している手話によるパフォーマンス集団『きいろぐみ』でのお稽古を見学させていただきながら、いろいろなお話を伺いました。

手話パフォーマンスに出会ったのは中学3年生のときでした。とある手話パフォーマンスの公演ポスターが学校に掲出されていて、見に行ってみようかなと思ったんです。ライブは、とにかくパフォーマンスに圧倒されましたね。“表現の圧”っていう言葉が自分のなかでしっくりきてるんですけど。手話って単語を伝えるだけじゃなくて、いろんな表現を通して、感情や熱量をダイレクトに伝えることができるんだって肌で感じました。ライブに出演していた聴覚障がいを持つパフォーマーさんにこの感動を伝えたくて、そこから本格的に手話の勉強をはじめたんです」。その後、高校でオリジナルの手話パフォーマンスを披露したり、大学の手話サークルに入って経験を積んだ林さん。そして出会ったのが、手話パフォーマンスの公演や講習などを行っている『きいろぐみ』でした。

現在、『きいろぐみ』が開催している手話教室の受講生として、手話の勉強や、公演に向けた稽古に励んでいるそうです。「聞こえる人にも、聞こえない人にも、たくさんの人に夢を届けられるようなパフォーマーを目指しています。そのためには、みんながイメージを共有できるような手話表現が必要で。例えば“海”を伝えるときも、どんな様子の海なのかとか、波の音が聞こえることとか、そこまでお客さんに伝わるように演じないといけないんです。正しい手話をするだけではなくて、自分自身が思い描いた世界に手話や表情を当てはめて表現することが大切なので、そこが難しいですね。だからこそ手話パフォーマンスで表現したことが誰かに伝わったときは本当に嬉しいです。いろんな垣根を越えて、もっとたくさんの人と楽しさを共有できるように、とにかく今は練習と勉強をがんばる毎日です」。

稽古や公演でのエピソードや将来の夢などは、今後もnoteや夢中dentのレポートをまとめた冊子にてご紹介します。お楽しみに!

取材協力:手話パフォーマンスきいろぐみ

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